雨漏りを放置するとどうなる?雨漏りの原因やメンテナンス方法を徹底解説
マンションの屋上から雨漏りしているものの、資金面から「しばらく様子を見よう」と思われている方もおられるのではないでしょうか。
雨漏りの放置は建物の劣化を加速させるだけでなく、修繕費用の高騰・資産価値の低下・入居者の健康被害・損害賠償などのリスクがあります。
本記事では、神奈川の防水プロフェッショナルである「大進双建」が、雨漏りを放置するリスクから原因、効果的な予防法まで詳しく解説します。
大切な収益物件を長く守るために、今すぐできる対策をご紹介しますので、ぜひ最後までごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
雨漏りを放置する5つの重大リスク|建物の劣化、修繕費用の増加など
雨漏りを放置すれば、主に以下5つのリスクにつながります。
- 建物が劣化する
- 修繕費用が膨らむ
- 資産価値が低下する
- 健康被害が出る
- 損害賠償請求を受ける可能性がある
大切な建物や資産、入居者の健康を脅かさないためにも事前にリスクを知っておきましょう。
建物が劣化する
雨水はわずかな隙間からでも建物内部に浸入し、目に見えない場所で徐々に構造を劣化させるのです。
木造や鉄骨造の場合、柱や梁などの構造部材が腐食し、強度が低下します。
鉄筋コンクリート造でも内部の鉄筋が錆びることでコンクリートの剥離やひび割れを引き起こし、建物の耐久性が失われます。
マンションのような集合住宅では、一度雨漏りが発生すると壁や天井を伝って他の部屋にまで被害が拡大し、入居者とのトラブルに発展する可能性もあるため注意しましょう。
安定した物件の収益性を確保するためにも、雨漏り放置は避けるべきです。
修繕費用が膨らむ
雨漏りは発見の初期段階であれば、比較的簡単な工事で済むことが多いです。
しかし放置すると雨水の浸入範囲が広がり、建物の構造にまで影響がおよぶため大規模修繕工事が必要になります。
雨漏りを早期に対処しないと、本来なら少額で済んだはずの修繕費用が増加したり、工事の長期化によって入居者の生活に多大な影響をおよぼしたりするリスクが高まります。
そのため、雨漏りを発見したらすぐに専門家に相談するなど迅速な対応が欠かせません。
大規模修繕工事について、こちらで詳しく解説しています。
>関連リンク:大規模修繕工事のすべて|内容や期間、トラブル対策まで徹底解説
資産価値が低下する
雨漏りの痕跡は物件の印象を悪くし、入居希望者を募集する際に悪影響をおよぼします。
近年では建物の状態に対する購入希望者の関心が高まり、雨漏りなどの欠陥は物件評価を下げる要因となっています。
将来的な売却を考えている場合、雨漏りを放置すると売却価格が下がったり、想定以上の経済的損失につながるため要注意です。
賃貸物件では入居率低下により安定した賃料収入が損なわれ、長期的な経営状況を悪化させる原因にもなり得ます。
健康被害が出る
雨漏りは建物だけでなく、居住者に深刻な健康被害をもたらす可能性があります。
建物内部に浸入した雨水は湿度を高め、カビが繁殖しやすくなります。
カビはアレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を引き起こしたり、肺炎や気管支炎といった呼吸器系の病気の原因になったりするため注意しましょう。
雨漏り対策は、健康被害のリスクを軽減し、快適な居住環境を提供するために欠かせません。
損害賠償請求を受ける可能性がある
雨漏りを放置することは、法的責任を問われる可能性も抱えています。
雨漏りが原因で、入居者の家財が濡れたり健康被害が発生した場合、オーナーとしての責任を問われ、損害賠償請求を受ける可能性があります。
賃貸契約においてオーナーは、入居者が安全かつ快適に生活できる環境を提供する義務を負っており、雨漏りの放置は、この義務を怠ったと見なされる可能性があるからです。
法的トラブルを未然に防ぐためにも、雨漏り対策は万全にしておきましょう。
雨漏りによる法的リスクから物件を守るために、専門家による早期対応が重要です。
物件の状況やご予算に応じて、最適な工法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
マンションが雨漏りする原因|外装状態と経年劣化がポイント
マンションの雨漏りは複数の要因が絡み合って発生しますが、中でも特に大きな影響を与えるのが「屋上防水機能の低下」や「外壁塗装の劣化」です。
それぞれ解説します。
屋上の防水機能が低下している
マンションの屋上は太陽光や雨風など自然環境の影響を最も直接受ける場所であり、防水機能が低下しやすい箇所です。
屋上防水は雨水が建物内部へ浸入するのを防ぐ役割があり、機能が低下すると雨漏りのリスクが大幅に高まります。
防水機能低下の原因としては、紫外線による劣化や温度変化による伸縮、水たまりによる防水層の負担増などが挙げられます。
防水層の劣化は防水工法や周辺環境によって進行速度が異なりますが、一般的には5〜20年程度でやり替えが必要です。
特に築年数が経過しているマンションや定期的に防水工事を行っていない建物では、防水層にひび割れや剥がれ、膨れが発生して雨漏りリスクが高くなるため注意しましょう。
屋上防水の耐用年数について、こちらで解説しています。
>関連リンク:屋上防水の耐用年数の目安は?劣化症状や寿命を延ばすメンテナンスも紹介
外壁塗装が劣化している
外壁塗装は建物を美しく見せるだけでなく、雨水や紫外線から建物を守る大切な役割を担っています。
外壁塗装が劣化すると、塗膜にひび割れが生じたり剥がれ落ちたりして、雨水が浸入するようになるため注意が必要です。
屋上防水とともに定期的な外壁塗装のメンテナンスを行うことで、雨漏りのリスクを減らし、資産価値を向上させる効果も期待できます。
大進双建では、高度な技術を持つ専門スタッフによる確実な施工と、最長10年の防水工事保証など、オーナー様に安心していただけるサービスをご提供しています。
雨漏り後の防水工事について、ご不安な点やご要望がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
定期点検とメンテナンス|雨漏りを未然に防ぐ2つの方法
雨漏りは発生してから対応するのではなく、未然に防ぐことが重要です。
そのためには、オーナー様自身でできる日常的なメンテナンスと、専門家による定期的な点検の2つを組み合わせた対策が不可欠です。
ここでは、それぞれの具体的な方法について解説します。
自分でできる雨漏り予防メンテナンス
半年に一度は屋上や外壁の状態を目視で点検しましょう。
目視による点検は、特別な道具や専門知識がなくても、雨漏りの早期発見や被害の拡大防止に役立ちます。
確認するポイントは、主に以下の3つです。
- 防水層や外壁がひび割れしていないか
- 排水ドレンが詰まっていないか
- コケや雑草が発生していないか
異常を発見したら早めに専門業者に相談してください。
また、屋上の排水ドレンは落ち葉やゴミが溜まりやすく排水を妨げることがあります。
排水が滞ると雨水が溜まって雨漏りの原因となるため、定期的に排水ドレンを清掃しましょう。
プロによる点検で雨漏りリスクを下げる
ご自身でできるメンテナンスに加えて、プロによる点検は雨漏りを防ぐのに重要です。
プロの点検は素人では気づきにくい雨漏りの初期症状を早期に発見できるのがメリットです。
専門的な知識と経験に基づき、素人が見落としがちな雨漏りの初期症状を的確に発見できます。
また早期発見によって、問題が小さいうちに簡単な修理で解決できるだけでなく、同じ問題が再び起きないように対策できます。
特に「築10年以上経過しているマンション」「屋上・外壁のメンテナンスから10年経過している」場合は、防水機能の低下により雨漏りリスクが高まっている可能性があるため、定期的にプロによる点検を受けましょう。
優良な防水業者の特徴
雨漏り修理や防水工事は、専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者を選ぶのが重要です。
優良な防水業者の特徴は以下の4つです。
- 施工実績が豊富か
- 評判や口コミが良いか
- 有資格者がいるか
- 保証が充実しているか
これらを総合的に判断し、信頼できるパートナーを探しましょう。
また、防水業者への見積もりは、2〜3社など複数の会社に依頼するのがおすすめです。
複数の業者から見積もりを取り、提案内容や見積もり金額を比較検討することで、相場価格を把握し、より適切な業者を選べます。
防水工事の見積もりで失敗しない方法をこちらで確認できます。
>関連リンク:防水工事の見積もりで損をしない3つのポイント|相見積もりを取るべき理由と優良業者の見分け方を解説
雨漏り後の屋上防水工事のことなら、私たち大進双建にお任せください。
「防水工事の費用を抑えたい」「建物を長持ちさせたい」というオーナー様のニーズに合わせて、最適な工法をご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!
この記事では、雨漏りを放置するリスク・雨漏りの原因・雨漏りを未然に防ぐためのメンテナンス方法について、詳しく解説しました。
雨漏りは、放置すればするほど、建物だけでなく、オーナー様の経営にも大きな影響を与えかねない深刻な問題です。
「大進双建」では無料相談も承っておりますので、雨漏りに関するお悩みやご不安な点がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
「大進双建」は、専門的な知識と高い技術力で、お客様の建物を雨漏りから守ります。
監修者情報

- 株式会社大進双建 代表取締役
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17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。
一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士