地震後に屋上防水の点検は必要|防水がひび割れする理由、信頼できる業者の選び方も解説

地震後に屋上防水の点検は必要|防水がひび割れする理由、信頼できる業者の選び方も解説

地震の後、建物の屋上防水にひび割れが見つかり「このまま放置して大丈夫だろうか?」と不安に感じているオーナー様は少なくありません。

実は、目に見えない箇所での劣化が雨漏りを引き起こし、大規模な修繕が必要になるケースもあります。

本記事では、神奈川の防水プロフェッショナル「大進双建」が、地震後の屋上防水の点検が必要な理由や具体的なチェックポイント、信頼できる業者の選び方など、建物の資産価値を守るための情報を解説します。

物件維持の負担を少しでも抑えたいとお考えの方は、ぜひ最後までごらんください。

 

このコラムのポイント
  • 地震後の屋上防水の点検は、建物の資産価値を守るために欠かせません。
  • 防水層や排水ドレン、パラペットなど、チェックポイントを押さえれば、地震後の点検を適切に行えます。
  • 信頼できる業者を選ぶポイントは、見積書の透明性・技術資格・豊富な施工実績・充実した保証体系の4つです。

 

地震後に屋上防水の点検が必要な理由

地震後に屋上防水の点検が必要な理由

地震が発生した直後は外観に大きな被害が見当たらない場合でも、実は防水層に"見えない傷"が発生している可能性があります。

とくに築年数が経過した建物では、地震の揺れが防水層にダメージを与えていることも少なくありません。

ここでは、地震後に屋上防水の点検が必要な理由を3つご紹介します。

雨漏り防止で建物を守れる

建物にとって屋上防水は「大きな傘」のような存在です。

通常であれば雨水から建物を守ってくれる防水層ですが、地震による揺れは10年〜20年かけて進む経年劣化とは異なり、わずか数分の揺れで大きな負荷がかかります。

急激な衝撃により、防水層や下地コンクリートに思わぬひび割れが発生するケースが多いです。

一度ひび割れが発生すると、そこから雨水が浸入して建物内部の鉄筋を腐食させたり、コンクリートの劣化を引き起こしたりする原因になります。

防水層点検は、早期発見・早期対応によって被害を最小限に抑えるために欠かせません。

修繕費用を抑えられる

地震後の防水層点検は、資産価値を守るだけでなく、修繕費用を抑えることにもつながります。

地震によるひび割れなどの劣化箇所を早期に発見でき、部分的な補修で済む可能性が高くなるためです。

防水層の部分補修で済むところを放置してしまうと、時間経過とともに雨漏りが発生し、天井や壁などの内装材にまで被害が広がりかねません。

本来必要なかった内装の補修費用まで上乗せになり、総工事費用が膨らみます。

「まだ雨漏りもないし、様子を見よう」と先延ばしにしがちですが、建物の維持管理において、早期発見・早期対応こそが修繕費用を最小限に抑える賢い選択です。

 

雨漏りしてしまった際の対処法について、こちらで解説しています。

>関連リンク:マンションの雨漏り6つの対処法|雨漏りの原因や予防するポイントも解説

法律上の責任を回避できる

建物のメンテナンスは、オーナー様判断で行うものと思われがちですが、実は法律でも定められている義務です。

建築基準法第8条では、賃貸物件を含むすべての建築物において、所有者・管理者・占有者に対して適切な維持管理が義務付けられています。

火災保険や地震保険が適用されるケースでも、日頃のメンテナンス不足による経年劣化と判断されてしまうと、せっかく加入している保険金が支払われないケースもあります。

定期的な点検や補修により、建物を健全な状態に保つことが重要です。

参考:建築基準法第8条|e-GOV 法令検索

 

大進双建では、建物の定期点検から補修工事まで、オーナー様の物件サポートを一貫して行っております。

建物の維持管理でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

<現地調査・お見積りの依頼はこちら>

地震後の屋上のチェックポイント

地震後の屋上のチェックポイント

地震が発生した後の、屋上防水のチェックポイントを解説します。

排水ドレン周辺

屋上の排水ドレンは雨水を排水し、屋上に水がたまるのを防ぐ役割を果たします。

地震の揺れによって排水ドレンと防水層のジョイント部に隙間ができたり、ドレン本体が破損したりする可能性があります。

また、落ち葉や土砂などが詰まっていないかも確認が必要です。

排水ドレンが詰まると雨水が屋上にたまり、防水層への負担が大きくなります。

地震後に限らず、年に1度は屋上を点検し、併せて排水ドレンも掃除しましょう。

パラペット

屋上防水というと、平らな部分の防水層ばかりに目が行きがちです。

しかし、実は屋上の外周を囲む低い壁である「パラペット」も建物を守るうえで重要です。

パラペットは、外部からの雨風や異物侵入を防ぐ機能があります。

地震の揺れによってパラペットに損傷が生じると、そこが雨水の侵入経路となってしまいます。

とくに要注意なのが、パラペットと防水層のつなぎ目部分です。

この箇所は地震の揺れによって防水層が剥離しやすく、損傷すると雨漏りの原因になります。

防水層

地震後は、防水層に以下の劣化症状がないか入念にチェックします。

  • 大きなひび割れがないか
  • 防水層に膨れや浮きが発生していないか
  • 雑草が生えていないか
  • 色あせていないか

これらの劣化症状は、専門知識がないと見落としてしまう可能性が高いため、プロの防水業者による点検を受けるのがおすすめです。

専門業者は、目視だけでなく打診ハンマーによる検査や、必要に応じて部分的なサンプル採取による詳細な調査も実施します。

そのため、正確な劣化状況を把握し、物件に適切な補修方法を提案してくれます。

 

地震後の防水層点検でお悩みの方は、大進双建までお気軽にご相談ください。

豊富な経験を持つ専門スタッフが、オーナー様の大切な建物を守るお手伝いをさせていただきます。

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信頼できる業者の選び方

信頼できる業者の選び方

地震後の防水工事で重要なのが、施工業者の選定です。

適切な業者を選べば建物の資産価値を長く保てる一方、不適切な業者による工事には早期に劣化するリスクがあります。

ここでは、信頼できる業者を見分けるためのポイントを4つご紹介します。

見積書の透明性

信頼できる業者の見積書は、工事内容が細かく記載されているのが特徴です。

「防水工事一式」といった大まかな表記ではなく、「下地処理」「プライマー塗布」「防水層施工」など、工程ごとの費用や数量が明確に分かれているはずです。

技術資格の保有状況

防水施工技能士などの公的資格を持つスタッフが工事に携わることで、高度な技術と知識に基づいた施工が期待できます。

地震後の防水工事では、目視ではわからない劣化箇所を発見し、適切な補修方法を提案できる技術力が欠かせません。

施工実績の豊富さ

施工経験を多く持つ業者は、さまざまな建物や条件下での作業に慣れており、予期せぬ問題にも柔軟に対処できます。

施工実績を確認する際は、同規模の工事経験があるかチェックしましょう。

保証体系の充実度

防水工事は、完工後も長期にわたって性能維持が求められます。

そのため、保証期間や保証内容が明確で、定期点検サービスも充実している業者を選ぶことが大切です。

防水工事は建物の寿命を左右する大切な工事です。

業者選びで迷った場合は、必ず複数の業者から見積もりを取り、工事内容や価格を比較検討しましょう。

>関連リンク:防水工事の見積もりで損をしない3つのポイント|相見積もりを取るべき理由と優良業者の見分け方を解説

 

大進双建では、コストと品質のバランスが取れた工事プランはもちろん、最長10年の防水工事保証など、オーナー様に安心していただけるアフターフォローをご用意しております。

屋上防水の点検・改修工事をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。

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防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!

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屋上防水の点検や、防水工事の計画でお悩みではありませんか。

大進双建」では、防水施工技能士の資格を持つ専門スタッフが、地震後の建物調査から工事、アフターメンテナンスまで、一貫してサポートいたします。

「雨漏りが心配」「建物の資産価値を守りたい」「修繕費用を抑えたい」そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ「大進双建」にご相談ください。

お客様に寄り添いながら、建物の長寿命化をサポートいたします。

 

監修者情報

高橋 博之
高橋 博之株式会社大進双建 代表取締役
17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。

一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士