マンション廊下の防水シート工事とは|長尺シート施工を事例で見る特徴と工事の流れ

マンション廊下の防水シート工事とは、共用廊下や階段の床面に長尺シートを施工し、防水性・耐久性・防滑性を同時に確保する改修工事です。
人の通行が多いマンション共用部では、塗装や簡易防水よりも、摩耗に強く、安全性を保ちやすい長尺シートが選ばれるケースが増えています。
この記事では、神奈川の防水工事のプロフェッショナル「大進双建」が、マンション廊下の防水シート工事について、長尺シート施工の事例を紹介しながら、その特徴や工事の流れを分かりやすく解説します。
共用廊下や階段の床の劣化が気になり始めた方は、大進双建にご相談ください。
マンション共用部の防水工事や長尺シート施工の実績をもとに、現地の状態に合わせた最適な工事内容をご提案します。
Contents
マンション廊下に防水シート工事が必要な理由

マンションの共用廊下は、建物の中でも外部環境の影響を受けやすく、劣化が進みやすい場所です。
防水性能の低下を放置すると、安全性や建物全体の耐久性に関わる問題へ発展することもあるため、計画的な防水対策が欠かせません。
共用廊下は劣化しやすい環境にある
共用廊下は屋外に面しているケースが多く、直射日光や雨水、風の影響を直接受けやすい環境にあります。
紫外線や雨水は床材や防水層の劣化を早める要因となり、長年の使用によって徐々に性能が低下していきます。
居住者や来訪者が日常的に通行するため、歩行による摩耗や衝撃が繰り返し加わる点も特徴です。
防水劣化によって起こりやすいトラブル
共用部の防水層が劣化すると、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
- コンクリートやタイル表面に細かいひび割れが発生する
- 防水層の剥がれや剥離が発生する
- 雨水が建物内部へ浸入し、鉄筋や鉄骨部分にさび・腐食が生じる
- 排水溝が詰まり、水が適切に排出されない
- 共用部の印象が悪くなり、入居者の満足度が下がる
- 管理品質への評価に影響する
このようなトラブルは、時間の経過とともに徐々に進行するため、気付いたときには被害が広がっているケースも少なくありません。
共用廊下や階段の安全性と建物全体の維持管理を考えるうえでも、早めに防水性能を見直すことが重要です。
マンション共用廊下に適した防水工法の選び方
マンションの共用廊下や階段の防水工事には、ウレタン防水や塗装仕上げなど、複数の工法があります。
他工法の特徴の違いは、以下のとおりです。
| 工法 | 特徴 |
|---|---|
| 塗装仕上げ | ・初期費用を抑えやすい ・歩行による摩耗が早く、定期的な塗り替えが必要になりやすい |
| ウレタン防水 | ・防水性に優れている ・歩行用途を前提とした仕上げではないため、表面劣化が進みやすい場合がある |
| 長尺シート | ・歩行を前提に設計された床材 ・防水性・耐久性・防滑性をバランスよく確保しやすく、共用廊下に適している |
人の通行が多いマンション共用廊下では、防水性能だけでなく、摩耗への強さや安全性まで含めて考える必要があるため、長尺シートによる防水シート工事が選ばれるケースが多くなっています。
ウレタン防水について詳しい工程や工法については、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉ウレタン防水工事の工程と3つの工法の特徴|失敗しない防水工事のポイントも
長尺シート施工の特徴とメリット

長尺シートは、防水性・耐久性・安全性をバランスよく備えた床材として、マンションの共用廊下や階段で採用されることが多い工法です。
長尺シート施工ならではの特徴とメリットは以下の通りです。
- 防水性と耐久性を両立できる
- 滑りにくく、安全性を高めやすい
- 美観を整えやすく、共用部の印象が変わる
防水性と耐久性を両立できる
長尺シートは、床面を連続して覆うことで雨水の浸入を防ぎ、防水性能を安定して確保しやすい点が特徴です。
継ぎ目が少ない仕上がりになるため、水の侵入経路を抑えやすく、共用廊下の防水対策として有効です。
また、表面は摩耗に強い素材でつくられており、日常的に人の通行がある廊下や階段でも劣化しにくい構造となっています。
歩行による摩耗や衝撃が繰り返されるマンション共用部において、耐久性を重視した施工が行える点は大きなメリットです。
滑りにくく、安全性を高めやすい
長尺シートには、防滑性能を備えた表面仕上げが施されている製品が多く、雨天時でも床が滑りにくい環境をつくりやすくなります。
共用廊下や階段では、転倒事故の防止という観点からも床材の安全性が重要です。
防滑仕様の長尺シートを採用することで、高齢者やお子さまが利用するマンションでも、安全性に配慮した共用部整備につながります。
管理面でも、事故リスクを抑えやすい点は大きな利点です。
美観を整えやすく、共用部の印象が変わる
長尺シートは、色や柄のバリエーションが豊富で、建物の雰囲気や既存の外観に合わせた仕上がりを選びやすい床材です。
床面を一新することで、共用廊下全体の印象を整えやすくなります。
築年数が経過したマンションでは、床の劣化が目立つことで古い印象を与えてしまうこともありますが、長尺シートによる施工は、共用部のリニューアル効果も期待できます。
見た目と機能性を同時に改善できる点も、採用される理由のひとつです。
マンションの共用部分の防水工事を検討する際は、廊下や階段だけでなく、建物全体を雨水から守る屋上防水についてもあわせて確認しておくことが大切です。
マンションの共用部分の防水工事については、以下の記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉マンション屋上防水工事の流れと注意点を解説|費用相場や施工実績も紹介
マンション廊下の防水シート工事の流れ

マンション廊下の防水シート工事は、建物や床の状態を確認したうえで、段階的に進められます。
長尺シート施工では、仕上がりの品質や耐久性を左右する工程がいくつかあるため、流れを把握しておくことが大切です。
一般的な工事の流れは以下のとおりです。
| マンション廊下の防水シート工事の流れ |
|---|
| 1.現地調査・劣化状況の確認:床面のひび割れや浮き、防水層の状態、排水状況などを確認し、必要な補修内容や工法を判断する。 ↓ 2.下地処理・補修:既存床の不陸調整や傷みの補修を行い、長尺シートを安定して施工できる状態を整える。 ↓ 3.接着剤塗布・長尺シート貼り:廊下や階段の形状に合わせてシートを加工し、継ぎ目や重なりが出ないよう丁寧に施工する。 ↓ 4.端部・見切り・排水まわりの処理:シートの端部や立ち上がり部分、排水口周辺は雨水が集中しやすいため、防水性を確保するため処理をする。 ↓ 5.仕上がり確認・引き渡し:防水性や仕上がり状態を確認し、共用廊下として安全に使用できる状態で工事が完了する。 |
これらの工程を踏むことで、防水性や耐久性を確保しながら、マンション共用廊下として安全に使用できる仕上がりを目指します。
施工事例で見る|マンション廊下・階段の長尺シート施工

こちらは、マンションの廊下と階段に長尺シートを施工した事例です。
施工前の共用階段・廊下では、床面の摩耗や汚れが目立ち、防水層の劣化も確認できる状態でした。

既存床の状態を確認したうえで下地処理を行い、接着剤を塗布して長尺シートを貼り付けていきます。
階段や踊り場は形状が複雑なため、シートの割り付けや端部の納まりを丁寧に調整し、防水性を確保しながら施工を進めました。

施工後は、階段・廊下全体が長尺シートで覆われ、防水性と耐久性を兼ね備えた仕上がりとなりました。
防滑性のある表面仕上げにより、安全性が向上するとともに、共用部全体の印象もすっきりと整っています。

大進双建では今回ご紹介した以外にも、マンションやビルの屋上・バルコニー・共用部など、さまざまな施工実績があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
<施工実績はこちら>
マンション共用廊下・階段の防水工事で注意したいポイント

マンション共用廊下や階段の防水工事では、仕上がりの見た目だけでなく、安全性や耐久性、工事中の配慮まで含めて検討することが重要です。
居住者・利用者への配慮
マンションの共用廊下や階段は、居住者が日常的に利用する動線であるため、防水工事を行う際には周囲への配慮が欠かせません。
工事中も安全に通行できるよう、仮設通路の確保や作業範囲の明確化が重要になります。
また、防水工事では作業音や接着剤の臭いが発生することがあります。
作業時間帯を調整したり、使用材料や施工方法に配慮することで、居住者への影響を抑えることが可能です。
工事内容や期間を事前に周知しておくことで、居住者の理解を得やすくなり、トラブルの防止にもつながります。
下地状態を見極めた施工が重要
共用廊下や階段の防水工事では、表面の劣化だけに目を向けるのではなく、下地の状態を正しく把握することが重要です。
見た目を整えるために表面のみを補修した場合、防水層の劣化が進行していれば、短期間で再び不具合が生じる可能性があります。
床の劣化状況や構造に応じて、必要な下地補修や適切な工法を選定することで、防水性能と耐久性を長く維持しやすくなります。
マンションの廊下の防水シート工事は実績のある業者に相談する
マンションの共用廊下や階段は、建物ごとに形状や劣化状況が異なり、同じ防水工事でも求められる対応は一様ではありません。
とくに防水シート工事や長尺シート施工では、下地の状態や利用頻度を踏まえた工法選定、端部や階段まわりの納まりなど、経験に基づく判断が仕上がりを左右します。
共用部工事では居住者への配慮や管理組合との調整も欠かせないため、単に施工できるだけでなく、マンション特有の条件に慣れている業者かどうかも重要なポイントです。
共用廊下・階段の防水工事を検討する際は、施工実績を確認したうえで、現地の状況に応じた提案ができる業者に相談しましょう。
マンション共用廊下や階段の防水シート工事をご検討の際は、実績豊富な「大進双建」にご相談ください。
現地調査をもとに、建物の状態や利用状況に合わせた最適な工法をご提案します。
マンションの廊下の防水シートに関するよくある質問

最後に、マンションの廊下の防水シートに関するよく寄せられる質問に回答します。
マンションの廊下の防水工事の費用は?
マンション廊下の防水シート工事の費用は、施工面積や劣化状況、下地補修の有無、採用するシートの種類などによって大きく異なります。
そのため、正確な金額を把握するには、現地調査を行ったうえでの見積もり確認が必要です。
大進双建では、長尺シート施工の費用目安として、以下で対応しております。
- 廊下:6,500円〜/1㎡
- 階段:8,000円〜/1段あたり
ただし、下地の傷みが進んでいる場合や、補修範囲が広い場合には、別途補修費用がかかるケースもあります。
共用部の防水工事は、初期費用だけでなく、耐久性やメンテナンス性まで含めて検討することが重要です。
マンションの廊下の長尺シートの耐用年数は?
長尺シートの耐用年数は、使用環境や通行量、メンテナンス状況によって差はありますが、一般的には10年前後がひとつの目安です。
人の出入りが多いマンション廊下や階段では、摩耗の進行具合によって早めの補修や更新が必要になるケースもあります。
定期的な点検を行い、劣化のサインを早めに把握することで、部分補修や計画的な改修がしやすくなります。
マンションの大規模修繕周期の時期と見極め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉【マンションの大規模修繕】周期は何年ごと?時期の見極め方と費用を抑える方法
マンションの共用部の防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!

マンションの共用廊下や階段は、雨水や紫外線、日常的な通行による影響を受けやすく、防水性能の低下が進行しやすい場所です。
防水層の劣化を放置すると、安全性の低下や漏水、建物全体の印象悪化につながる可能性もあります。
共用部の防水工事では、長尺シートのように防水性・耐久性・安全性を兼ね備えた工法を選ぶことに加え、建物の状態を正しく見極めた施工や、居住者への配慮が重要です。
マンションやビルの屋上・バルコニー・共用廊下・階段などの防水工事をご検討の際は、施工実績が豊富な「大進双建」にお任せください。
現地調査をもとに、建物の状況に合わせた最適な工法をご提案し、共用部の安全性と耐久性をしっかりと支えます。
監修者情報

- 株式会社大進双建 代表取締役
-
17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。
一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士
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