外壁の防水工事が必要な理由|劣化を防ぐ方法や工事の種類・施工事例を紹介
外壁の防水工事は、建物の劣化や雨漏りを防ぐために欠かせません。
防水性能が低下したまま放置すると、内部構造の腐食やカビの発生につながる恐れがあります。
この記事では、神奈川の防水工事のプロフェッショナル「大進双建」が、防水工事の必要性や工法の種類、費用相場を詳しく解説します。
実際の施工事例も紹介しますので、外壁の劣化が気になる方はぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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Contents
外壁の防水工事が必要な理由
外壁の防水工事とは、建物の外壁から雨水や湿気の侵入を防ぐための工事です。
塗膜やシーリング材、防水シートなどを使い、外壁表面や目地部分の防水性を高めることで、建物内部への水の侵入を防ぎます。
防水効果が切れると、外壁のあちこちに以下のような「劣化のサイン」が現れ始めます。
- 外壁のひび割れ(クラック)
- シーリング材の剥がれやひび割れ
- 壁面に雨染みや水垢の跡が残る
- 塗装の色あせやチョーキング(粉が手につく現象)
これらの症状を放置すると、外壁内部に水分が入り込み、雨漏りや構造材の腐食、カビの発生といった深刻な被害につながります。
定期的な防水工事は、こうしたトラブルを未然に防ぎ、建物を長持ちさせるために欠かせません。
外壁の防水工事は神奈川県の「大進双建」にご相談ください。
多くの防水工事で培った技術力を活かし、丁寧で耐久性が高い仕上がりをご提供いたします。
外壁の防水工事が必要なタイミングと目安
外壁の防水工事は、築年数や劣化の症状によって適切なタイミングで実施することが重要です。
放置すると雨漏りや構造材の腐食につながるため、早めの点検と対策が建物を長持ちさせるポイントです。
築年数で見る
外壁の防水機能は、築10年〜15年がひとつのメンテナンス目安とされています。
新築時の防水層やシーリング材は年数とともに劣化していくため、10年を過ぎたあたりから点検・補修を検討しましょう。
外壁塗装などと同時に防水工事を行うことで、効率的にメンテナンスが行える場合もあります。
劣化症状から判断する
防水工事の必要性は築年数だけでなく、実際に現れている劣化の程度からも判断できます。
たとえば、「以前より外壁の色がくすんできた」「目地のゴムのような部分が硬くなっている」といった変化も、防水機能の低下を示すサインです。
以下のような状況に心当たりがある場合は注意が必要です。
- 雨の後、外壁にしみやムラが残るようになった
- 目地部分に触れるとひび割れや硬化が見られる
- 外壁の一部が反っていたり、浮いているように感じる
このような症状は見逃されがちですが、放置すれば雨漏りやカビの原因となるため、早めの点検・対応がおすすめです。
外壁の状態が気になる方は、神奈川県の「大進双建」にお気軽にご相談ください。
専門スタッフによる無料点検サービスも行っております。
外壁防水工事の主な種類と特徴
外壁の防水工事には、建物の構造や仕上げ材の種類に応じたさまざまな工法があります。
防水性能のある外壁塗装
外壁塗装は、美観を保つと同時に雨水や湿気から建物を守る役割があります。
シリコン塗料やフッ素塗料など、防水性・耐候性に優れた塗料を使用することで、外壁表面の防水性を高めることができます。
メリット | デメリット |
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・塗料の種類により耐久性を選べる ・比較的工期が短い |
・ひび割れや目地の劣化は別途補修が必要 ・塗料のグレードによって費用差が大きい |
塗料の種類によって耐久性や価格帯が異なり、一般的には10〜15年ごとの塗り替えが目安です。
外壁全体の防水対策として、最も広く使われているメンテナンス方法のひとつです。
シーリング工事
シーリング工事は、外壁パネルの目地や窓サッシまわりなど、隙間からの雨水浸入を防ぐための重要な処理です。
弾力のあるシーリング材で隙間をしっかり埋めることで、建物の気密性・防水性を確保します。
メリット | デメリット |
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・雨漏りの主要原因を直接補修できる ・部分補修が可能で費用を抑えやすい |
・外壁全体の防水性向上には不十分 ・紫外線や経年で硬化・ひび割れが発生 |
経年劣化により硬化・ひび割れが起こりやすく、一般的には10年程度での打ち替えが推奨されます。
シーリング工事の種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>関連リンク:シーリング防水工事の種類や費用相場を解説|メンテナンス時期のサインや見極め方も
防水シート施工
外壁の仕上げ材の内側に防水シートを施工することで、雨水の浸入を防ぐ方法です。
表面にひびがなくても、下地部分が水を吸い込んで内部劣化につながるケースもあるため、見えない部分の防水処理が非常に重要です。
メリット | デメリット |
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・下地からの防水性を強化 ・透湿性があり内部結露を防ぎやすい ・タイルやモルタル壁にも対応可能 |
・表面の劣化補修は別途必要 ・工事規模が大きく費用・工期が長くなる傾向 |
シート防水の詳しい工法や特徴については、こちらの記事で解説しています。
>関連リンク:シート防水の種類と特徴|メリット・デメリットから工法、メンテナンス方法まで解説
部位や仕上げ材に応じた複合的な防水工法
建物の仕様や劣化状況によっては、複数の工法を組み合わせた防水処理が必要になる場合もあります。
たとえば、塗装とシーリングを同時に行う、タイル下地の防水シートにシーリング補修を組み合わせるなどがあります。
防水工事は見た目では判断できない部分が多いため、現地調査や診断に基づいて最適な工法を選ぶことが重要です。
外壁防水工事の費用相場
外壁防水工事の費用は、工法や施工面積、建物の状態によって大きく変動します。
一般的な費用の目安
外壁防水工事の費用相場は、工法によって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
工法・施工内容 | 費用の目安 |
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防水性のある外壁塗装 | 約4,000円〜約7,500円/㎡ |
シーリング工事 | 約400円〜約1,000円/m |
防水シート施工 | 約5,000〜約7,000円/㎡ |
※あくまでも目安です。建物の高さや立地条件によっても変動します。
工事内容によって異なる費用項目
見積もりには、以下のような費用項目が含まれます。
- 材料費
- 施工費
- 足場設置費用
- 下地補修費用(ひび割れ補修、シーリング撤去など)
- 養生費
- 廃材処分費用
このほかに、施工保証料や追加工事費用が加わる場合があります。
また、劣化の程度によって追加費用が発生する場合があるため、事前の現地調査が重要です。
外壁防水工事は正しい費用相場を知り信頼できる専門業者に依頼することが重要です。
外壁の防水工事は神奈川県の「大進双建」にご相談ください。
多くの防水工事で培った技術力を活かし、ていねいに耐久性が高い仕上がりをご提供いたします。
外壁防水工事の施工事例
ここでは、大進双建が手掛けた外壁のシーリングの打ち替え工事の施工事例を紹介します。
シーリング打ち替え工事の事例
商業ビルにて、合計1,500mに及ぶ外壁のシーリング打ち替え工事を行いました。
既存のシーリング材を丁寧に撤去し、下地処理を行ったうえで新しいシーリング材を充填。
仕上げはヘラで押さえ、均一で美しいラインに整えました。
マンション外壁シーリング打ち替え工事
こちらは、マンションの外壁のシーリング打ち替え工事を実施しました。
長年の紫外線や風雨によってシーリング材が硬化・ひび割れを起こしている状態でした。
総施工距離は3,500mにおよび、建物全体の防水性能と耐久性、美観を大きく向上させることができました。
外壁防水工事のよくある質問
最後に、外壁の防水工事に関するよくある質問に回答します。
外壁防水は自分でできますか?
部分的な補修(小さなひび割れの補修やシーリング材の充填)であれば、市販の補修材を使ってDIYすることは可能です。
しかし、外壁全体の防水性能を回復させるには、下地処理や適切な塗膜厚、施工条件の管理が必要で、専門的な技術が欠かせません。
誤った施工はかえって劣化を早める恐れがあるため、長期的な効果を求める場合は専門業者への依頼がおすすめです。
防水工事は雨の日でもできますか?
基本的に防水工事は雨の日には行いません。
雨や高い湿度は、防水材や塗料の密着性・硬化に悪影響を与えるため、施工後の耐久性が低下する恐れがあります。
工期は天候に左右されるため、施工スケジュールは余裕をもって組むことが大切です。
外壁防水工事はどのくらいの期間で終わりますか?
工法や建物の規模によって異なりますが、目安は以下のとおりです。
- 一般的な戸建て住宅:7〜10日程度
- 中規模マンション(3〜5階程度):2〜3週間程度
- 大型マンション・商業ビル:1か月以上かかる場合もあり
雨天や追加補修が発生した場合は、上記よりも工期が延びることがあります。
防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!
外壁の防水工事は、建物を雨や湿気から守り雨漏りや内部構造の劣化を防ぐために欠かせない工事です。
防水性能が低下すると、外壁のひび割れやシーリングの剥がれを通じて雨水が浸入し、構造材の腐食やカビの発生など深刻な被害につながります。
目に見える劣化が出る前に定期点検を行い、計画的にメンテナンスすることが重要です。
実績豊富な専門業者に相談し、建物に合った最適な防水対策を選びましょう。
大進双建では、これまでの豊富な防水工事の経験を活かし、建物の状態やご予算に応じた最適な施工プランをご案内しています。
「外壁や防水層の劣化が気になる」「雨漏り対策をしたい」「建物の価値を長く保ちたい」など、どんなお悩みでも構いません。
まずはお気軽にお問い合わせください。
監修者情報

- 株式会社大進双建 代表取締役
-
17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。
一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士
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