シーリング打ち替えの費用相場と見積もり内訳|費用を左右する要素や業者選びのポイントを解説

シーリング打ち替えの費用相場と見積もり内訳|費用を左右する要素や業者選びのポイントを解説 アイキャッチ

外壁やサッシ周りのシーリングは、建物を雨水の侵入から守る重要な防水部分です。

しかし、経年劣化によりひび割れや剥離が起こると、防水性能が低下し、雨漏りや外壁の損傷につながるおそれがあります。

このような劣化を防ぐために行うのが「シーリング打ち替え工事」です。

この記事では、神奈川の防水工事のプロフェッショナル「大進双建」が、シーリング打ち替え工事の費用相場や見積もりの内訳、費用を抑えるコツを解説します。

このコラムのポイント
  • シーリング打ち替え工事の費用相場を、建物種別・規模別にわかりやすく解説。
  • 見積もり内訳と費用を左右する要素を具体的に紹介。
  • コストを抑えつつ品質を確保するためのポイントや、業者選びの注意点を解説。

 

シーリング打ち替えとは|補修との違いと目的

シーリング打ち替えとは|補修との違いと目的

シーリング打ち替えとは、既存のシーリング材をすべて撤去し、新しい材料に交換する工事を指します。

外壁の目地やサッシ周りなど、建物の防水ラインを再生させるための基本的なメンテナンスです。

シーリング打ち替え工事と増し打ち工事の違い

よく比較される「増し打ち工事」は、既存のシーリング材を残したまま、その上から新しいシーリングを充填する方法です。

増し打ちは部分的な補修や一時的な防水強化に有効ですが、下地まで劣化が進んでいる場合は打ち替えが不可欠です。

劣化した旧シーリングを残すと、内部からの剥離や気泡混入により早期不良を起こすリスクが高まります。

 

シーリング工事と防水工事の違いについてはこちらの記事を参考にしてください。

>関連リンク:シーリング工事と防水工事の違いとは|工事内容やメリット・デメリットを解説

シーリングの打ち替えが必要になるタイミング

シーリングの打ち替えの実施時期は、一般的に築10〜15年が目安とされています。

紫外線や風雨の影響でシーリングが硬化・ひび割れ・剥離を起こしたら、早めの改修が必要です。

特に、サッシ周りや外壁目地など、常に外気にさらされる部位は劣化が早いため注意しましょう。

 

シーリング打ち替え工事のメンテナンス時期とサインについてはこちらの記事でも紹介しています。

>関連リンクシーリング防水工事の種類や費用相場を解説|メンテナンス時期のサインや見極め方も

シーリングの打ち替えの目的

シーリング打ち替えの目的は、以下のとおりです。

  • 雨水や外気の侵入を防ぎ、構造体の腐食や断熱性能低下を防止する。
  • シーリングが緩衝材として動きを吸収し、クラックや浮きを抑制する。
  • 適切な時期のメンテナンスにより、外壁改修や大規模修繕の周期を延ばし建物の寿命を延ばす。

シーリング打ち替えは、単なる補修ではなく、建物の防水ラインを再構築する改修工事です。

長期的な建物維持管理の観点からも、計画的な実施が求められます。

 

外壁やサッシ周りのシーリングに劣化が見られる場合は、大進双建の現地調査・お見積もり相談をご利用ください。

現地調査をもとに、建物の状態に最適な改修プランをご提案いたします。

現地調査・お見積りの依頼はこちら

シーリング打ち替えの費用相場

シーリング打ち替えの費用相場

シーリング打ち替え工事の費用は、建物の規模・形状・施工箇所によって大きく異なります。

一般的な目安としては、マンションやビルの場合は1,000〜1,500円/m程度が相場です。

ただし、打ち替えの対象となる目地の長さや、足場の設置有無によって総額が変動します。

建物タイプ別・打ち替え工事の費用目安は以下のとおりです。

建物種別 工事面積 費用目安
戸建住宅(約30坪) 約120~約200m 約15万円~約45万円
アパート/中規模マンション 約300~約600m 約30万円~約100万円
大規模マンション 1000m以上 約90万円~約300万円

 

中層以上の建物では、安全確保や高所作業に伴う足場費が全体の2〜3割を占めることもあり、外壁材の種類(タイル・ALC・サイディングなど)や施工条件に応じて見積もりが調整されます。

大進双建では、シーリング打ち替え工事を1mあたり1,000円〜で承っており、現地調査のうえで正確な数量を算出し、建物ごとの条件に応じたお見積もりを提示しています。

詳しくはこちらも参考にしてください。

料金について

シーリング打ち替え工事の見積もり内訳と費用を左右する主な要素

シーリング打ち替え工事の見積もり内訳と費用を左右する主な要素

シーリング打ち替え工事の見積もり内訳は主に以下の要素で構成されます。

各項目の内容と費用感を把握しておくことで、見積もり金額の妥当性を判断しやすくなります。

項目 内容
材料費 種類・グレードによって単価が異なる(ウレタン・変成シリコン・フッ素など)
既存シーリング撤去費 打ち替えの場合1~3万円前後、またはm単価100円~
施工費 1mあたり900~1,500円程度
足場設置費 総費用の2〜3割を占める。(建物規模・高さによって変動)
諸経費 交通費、安全管理費、現場管理費など
保証費 保証の有無や内容によって異なる

共用部や外壁形状、目地の数量によって必要な材料量・作業時間が異なります。

特にALCやタイル外壁は目地が多く、シーリングの打ち替え範囲が広くなる傾向です。

また、バルコニー・サッシ周りなど形状が複雑な箇所ほど単価が上がる場合がある点にも注意しましょう。

 

シーリング打ち替え工事をご検討中の方は、神奈川県の「大進双建」にご相談ください。

大進双建では、各項目を明示したうえで現地写真付きの見積書を作成し、建物の状況に応じた最適なご提案を行っています。

現地調査・お見積りの依頼はこちら

シーリング打ち替え工事の費用を抑える3つのポイント

シーリング打ち替え工事の費用を抑える3つのポイント

シーリング打ち替え工事の費用を抑えるには、単に安価な見積もりを選ぶのではなく、工事計画全体を最適化することが重要です。

ここでは、品質を維持しながらコストを削減するための3つのポイントを紹介します。

外壁補修・防水工事と同時に実施する

シーリング打ち替えは、外壁補修や防水工事と重なる工程が多く、同時に施工することで足場費を共有できます。

別々に発注すると足場の設置・解体費が二重に発生するため、工事をまとめて行うのがおすすめです。

また、補修と防水を一体的に実施すれば、建物全体の防水性能を総合的に高められます。

 

大進双建の外壁の防水工事についてはこちらの記事でも紹介しています。

>関連リンク:外壁の防水工事が必要な理由|劣化を防ぐ方法や工事の種類・施工事例を紹介

建物全体の劣化診断を行い、最適範囲で施工する

シーリングの劣化は、方角や部位によって進行度が異なります。

事前に劣化診断を実施して、打ち替えが必要な箇所と補修で対応できる箇所を明確にしておきましょう。

建物の状態を的確に把握すれば、優先度の高い部位から段階的に改修を行う計画も立てやすくなります。

複数業者から相見積もりをとる

施工会社ごとに価格やサービス内容が異なるため、複数社から見積もりを取り比較検討することが大切です

費用だけでなく施工品質・保証内容も含めて納得できる選択がしやすくなります。

シーリング打ち替え工事は、使用材料や施工範囲、保証内容によって金額に大きな差が出るため、以下の点を確認しておきましょう。

  • 撤去、充填の工程が明記されているか
  • 製品名やメーカーが明記されているか
  • 保証内容・施工実績が確認できるか
  • 追加工事や足場費の扱いが明確か
  • 項目ごとの数量・単価が記載されているか

不明点がある場合は、現場調査時に直接説明を受け、納得できる形で契約を進めると安心です。

信頼できる業者を選ぶポイント

信頼できる業者を選ぶポイント

シーリング打ち替え工事は、施工精度によって防水性能や耐久性が大きく左右されます。

見積金額だけでなく、技術力と管理体制を持つ業者を選定することが重要です。

信頼できる業者を見極める際に確認すべき主なポイントは以下のとおりです。

  • シーリング防水に特化した専門業者であること
  • 自社施工・保証まで一貫して対応できる業者か
  • 現場調査・写真付き報告があるか
  • 建物特性に応じた最適な改修プランを提案できるか

シーリング打ち替えは、防水性能と建物寿命を左右する重要な工事です。

信頼できる専門業者に依頼すれば、長期的な維持管理コストを抑えつつ品質を確保できます。

 

シーリング打ち替え工事をご検討中の方は、大進双建にご相談ください。

経験豊富な技術者が現地調査から施工・保証まで一貫対応し、建物の特性に合わせた最適な改修を提案いたします。

現地調査・お見積りの依頼はこちら

シーリング打ち替え工事のことなら「大進双建」にお任せください!

防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!

シーリング打ち替えは、建物の防水性能を維持し、外壁の劣化を防ぐために欠かせない工事です。

費用相場や見積もりの内訳を理解しておくことで、無駄のない改修計画を立てられます。

外壁補修や防水改修とあわせて実施することで、足場費の共有などによるコスト削減も可能です。

大進双建では、現地調査からお見積もり、施工、保証まで自社一貫対応いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

監修者情報

高橋 博之
高橋 博之株式会社大進双建 代表取締役
17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。

一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士