防水工事に使える補助金とは?事例や防水費用を抑える方法も解説

防水工事に使える補助金とは?事例や防水費用を抑える方法も解説

面積が広いだけに、高額になりがちなのが屋上の防水工事です。

補助金を利用して少しでも費用を抑えたい」「どんな補助金が使えるのか知りたい」というお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は、状況に応じて防水工事に活用できる制度があります。

本記事では、神奈川の防水プロフェッショナルである「大進双建」が、防水工事に活用できる補助金の種類から申請手続きの流れ、補助金以外の費用削減方法まで、具体的に解説します。

工事費用の負担を少しでも減らしたいとお考えの方は、ぜひ最後までごらんください。

 

このコラムのポイント
  • 防水工事の補助金制度は目的や地域によって複数あり、条件を満たせば工事費用の負担を減らせます。
  • 補助金申請は必ず工事着工前に行う必要があり、自治体によって手続きが異なるため事前確認が大切です。
  • 補助金以外にも、複数業者からの見積もり取得や定期的なメンテナンスにより、防水工事の費用を抑えられます。

 

防水工事に補助金が使えるケース|補助金制度の例

防水工事に使える補助金制度を2つご紹介します。

太陽光発電の導入に伴う補助金

東京都では、太陽光発電設備の設置に伴う防水工事費用に対して、最大18万円/kWの補助金制度を設けています。

太陽光発電の導入により、建物の屋上スペースを有効活用できるだけでなく、共用部分の電気料金も削減できるのもメリットです。

防水工事の更新時期が近づいている建物では、太陽光パネル設置と合わせて防水改修を行うことで、補助金を活用した効率的な工事が可能です。

参考:東京都 太陽光発電

こちらの事業は2024度分の受付を終了していますが、2025年度以降の継続が予想されているため、管理物件の地域や条件など対象になりそうな方は、最新情報をご確認ください。

修繕計画がない、長年更新していないマンションへの補助金

建物の長寿命化を図るうえで重要な長期修繕計画ですが、作成されずに管理されているマンションも少なくありません。

横浜市では、長期修繕計画を作成していない、または長年更新していないマンションに対して、計画作成費用の一部を補助しています。

具体的には、建物の劣化調査診断から長期修繕計画の作成まで、委託費用の2分の1(最大20万円)が補助の対象です。

この制度は、計画的な修繕工事の実施を促進し、マンションの資産価値を長期にわたって維持することが目的です。

参考:横浜市 マンション長期修繕計画作成の補助金

こちらの事業は2024度分の受付を終了していますが、2025年度以降の継続が予想されています。

補助金制度は年度ごとに予算が設定され、受付時期も決まっているため、対象となる可能性のある方は、自治体のホームページなどで最新情報を定期的にチェックするのがおすすめです。

 

マンションの屋上防水工事や補助金申請に関して「現状で問題ないか不安」「補助金の申請手続きが複雑で不安」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ大進双建にご相談ください。

長期修繕計画の作成から補助金申請のサポート、防水工事の施工まで、豊富な実績を持つ大進双建が、建物に最適な提案をワンストップでサポートさせていただきます。

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補助金申請の流れ

続いて、防水工事の補助金を申請する際の流れをご紹介します。

補助金申請は工事着工前に行うことが必須です。

工事開始後の申請は認められないため、申請から交付までの流れを事前に把握しておきましょう。

補助金申請は以下のようなステップで進みます。

  1. 事前準備
  2. 申請書類の提出
  3. 審査と交付決定
  4. 工事の実施
  5. 完了報告
  6. 補助金の受け取り

なお、これらの手続きや必要書類は自治体によって異なりますので、必ず事前に詳しい内容を確認しましょう。

また、申請から補助金の受け取りまでには一定期間かかることにも考慮が必要です。

補助金以外に防水費用を抑える方法

補助金の活用だけが防水工事の費用を抑える方法ではありません。

ここでは、補助金以外で防水工事費用を抑えるための方法を2つご紹介します。

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、工事費用の相場感がつかめるだけでなく、各社が得意とする工法や提案内容の違いも分かります。

複数の施工会社に相談することで、より建物に適した提案に出会える可能性も広がります。

ただし、見積金額の安さだけで判断するのは危険です。

とくに相場よりも極端に安い見積もりの場合は、本来必要な工程が省かれていたり、耐久性の低い材料で見積もりされていたりする可能性があります。

見積もり内容を比較する際は、価格だけでなく施工実績や保証内容も確認すると安心です。

定期的にメンテナンスする

防水工事のトータル費用を抑えるには「予防」の視点が欠かせません。

とくに大切なのが定期的なメンテナンスで、小さな劣化も見逃さず早期に対処することで、大規模修繕工事にかかる費用を減らせます。

定期的なメンテナンスにより、他にも以下のメリットが得られます。

  • 性能維持:防水層の寿命を延ばし、建物の耐久性も向上する
  • 工事間隔の延長:大規模修繕工事の実施間隔を延ばせる

とくに注意が必要なのは、屋上やベランダなど、普段目につきにくい場所です。

これらの箇所は、専門家による定期的な点検が重要です。

点検内容によっては費用がかかりますが、将来的な大規模修繕工事の費用の削減や、万一の雨漏りなどのトラブル予防を考えれば、建物を長持ちさせるための大切な投資と言えます。

建物の防水状態の点検や定期的なメンテナンスについて、大進双建ではコスト・耐久性・保証内容を総合的に考慮した改修計画をご提案しています。

建物の状態診断から改修工事、その後の定期点検まで、一貫してサポートさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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マンションやアパートの大規模修繕の周期について、こちらで解説しています。

>関連リンク:大規模修繕の周期12年は古いのか|最新の目安と延長のメリット・デメリットを解説

屋上防水に関するQ&A

屋上防水に関するQ&A

防水工事の補助金について、よくある質問をQ&A形式でまとめました。

補助金と助成金の違いは?

補助金」と「助成金」という言葉は、日常的にはほぼ同じ意味で使われることが多いですが、実はそれぞれ異なる目的で運用されています。

補助金は、主に経済産業省や中小企業庁が管轄しており、新規事業支援や地域振興など、公益につながる事業の促進を目的としています。

一方、助成金は主に厚生労働省や自治体が管轄しており、雇用促進や労働環境の改善が主な目的です。

防水工事の見積書の見方は?

防水工事の見積書を受け取ったら、補助金申請の前提として、以下の項目がきちんと記載されているかを確認しましょう。

  • 工事範囲:屋上全体なのか、部分的な補修なのかなど
  • 使用する防水材料の詳細:材料の品番やメーカー名など
  • 施工面積と単価:面積当たりの単価が適正かどうか
  • 工事期間:工期は適切に設定されているか
  • 保証内容:何年保証で、どこまで保証対象なのか

 

見積書の詳しい見方については、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ併せてごらんください。

>関連リンク:防水工事の見積もりで損をしない3つのポイント|相見積もりを取るべき理由と優良業者の見分け方を解説

防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!

神奈川の屋上防水なら「大進双建」にお任せください|神奈川|大進双建

防水工事に使える補助金や、費用を抑えるためのポイントについてお話ししてきました。

補助金の申請には細かい条件や手続きがあり、見落としがちなポイントが多いです。

神奈川の防水のプロフェッショナル「大進双建」では、補助金申請のサポートから防水工事の施工、アフターメンテナンスまで、ワンストップでお客様の建物維持をサポートしています。

防水工事の実績が豊富で、さまざまな工法や材料に精通していることはもちろん、独自の品質基準を設け、最長10年保証の防水工事を提供しております。

防水工事に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

監修者情報

高橋 博之
高橋 博之株式会社大進双建 代表取締役
17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。

一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士