屋上防水の工法別の費用相場は?|工事費用を抑える方法やDIYはおすすめできない理由も解説
屋上の防水工事は、建物を雨漏りから守るために欠かせない工事です。
しかし工法によって費用が大きく異なるため「相場はいくらなのか」「どの工法が最適なのか」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、神奈川の防水プロフェッショナルである「大進双建」が、工法別の費用相場や費用を抑えるコツ、劣化のサインなど、屋上防水に関する疑問を徹底解説します。
防水工事の価格で後悔しないためにも、ぜひ最後までごらんください。
このコラムのポイント |
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Contents
屋上防水の工法別の費用相場
屋上防水工事の費用は工法によって大きく異なります。
工法選びは建物の構造・使用目的・予算などを考慮して決定します。
ここでは、主な4つの工法の特徴と費用相場を紹介します。
ウレタン防水:4,000円〜(㎡)
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を屋上に塗布して防水層を形成する工法です。
継ぎ目のない一体化した防水層を作れるため、雨水の浸入を効果的に防げます。
ウレタン防水は複雑な形状の屋上や、設備配管まわりでも均一な施工が可能です。
とくに以下のような屋上におすすめです。
- 設備配管が多い屋上
- 複雑な形状の屋上
- 費用を抑えたい場合
ただし、5〜10年程度での塗り替えが必要なため、長期的な維持費用も考慮する必要があります。
シート防水:5,500円〜(㎡)
シート防水は、工場で製造された防水シートを使用する工法です。
ウレタン防水よりも費用は高くなりますが、高い耐久性があります。
施工方法により価格が異なり、以下が一般的な相場です。
密着工法は防水シートを接着剤で下地に貼り付けるのに対し、機械固定工法は専用の金具で固定します。
どちらの工法も、工場製造された防水シートを使用するため、均一な仕上がりと信頼性の高い防水効果が期待できます。
耐用年数は10〜15年程度と長く、メンテナンスも容易なため、長期的な視点で費用対効果の高い工法です。
アスファルト防水:5,500円〜(㎡)
アスファルト防水は、アスファルトがコーティングされたシートを重ねて施工する工法です。
トーチバーナーでシートを熱して接着する「トーチ工法」が一般的で、以下のような特徴があります。
- 高い防水性能
- 工期が比較的短い
- 実績が豊富で信頼性が高い
シートを複数層重ねることで強固な防水層を形成するため、高い耐久性が期待できます。
FRP防水:6,500円〜(㎡)
FRP防水は、繊維強化プラスチックを使用する高品質な防水工法で、車の走行にも耐えられるほどの耐久性を持ちます。
防水性能に加えて、以下のような特徴があります。
- 抜群の軽量性
- 高い耐摩耗性
- 継ぎ目のない美しい仕上がり
他の工法と比べると費用は高めですが、人の往来が多い屋上や、高い耐久性が求められる場所に適しています。
適切なメンテナンスによって20年以上の耐用年数も期待できるため、長期的な費用を抑えたい方におすすめの工法です。
防水工法別のメリット・デメリットについてはこちらで解説しています。
>関連リンク:屋上防水の種類と選び方|メリット・デメリットから費用相場も解説
「どの防水工法が適しているのかわからない」「費用や施工期間を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。
神奈川の防水工事のプロフェッショナル「大進双建」では、無料で現地調査を行い、建物の状態やご予算に合わせて最適な防水工事プランをご提案させていただきます。
屋上防水の費用を抑える方法
屋上防水工事は、工夫次第で品質を維持しながらより経済的に工事を進められます。
ここでは、工事費用を適切に抑えるための3つの方法を紹介します。
複数の業者に見積りを依頼する
防水工事の費用を適正に抑えるためには、複数の業者から見積りを取ることが大切です。
少なくとも3社以上の見積りを比較検討することで、適切な価格相場がわかります。
とくに注意すべきは、見積り金額が相場から大きく外れている場合です。
極端に安価な見積りは手抜き工事の可能性があり、逆に高額な場合は余分な費用が含まれている可能性があります。
見積り比較の際は価格だけでなく、以下の項目もチェックすることが大切です。
基本的に見積り依頼は無料ですので、ぜひ複数の業者に依頼しましょう。
防水工事の見積りで後悔しないためのポイントを以下で解説しています。
>関連リンク:防水工事の見積りで損をしない3つのポイント|相見積りを取るべき理由と優良業者の見分け方を解説
自社施工の防水業者に依頼する
防水工事の費用を抑えるなら、自社施工業者への依頼がおすすめです。
自社施工業者とは、下請けや仲介業者を介さず、自社の職人が直接工事を行う会社のことです。
直接、専門の防水業者に施工を依頼するため、余分な費用が抑えられ、適正価格で工事を実施できます。
自社施工業者を選ぶと以下のようなメリットがあります。
神奈川の防水のプロフェッショナルである大進双建が価格を抑えられる理由については、こちらをごらんください。
閑散期に工事を依頼する
工事の依頼時期を工夫することで、費用を抑えられる可能性があります。
防水工事の閑散期は6〜8月と12〜2月です。
閑散期に工事を依頼すると、工事費用の値引き交渉や日程の希望が通りやすいことがあります。
ただし梅雨時期や台風シーズンは工事に遅れがでることもあります。
工事の必要性や建物の状態を優先して、ベストなタイミングを選ぶのがおすすめです。
アパートや所有物件の「屋上防水・外壁塗装」に関するお悩みの方は、豊富な施工実績を持つ、大進双建にお気軽にご相談ください!
防水工事のDIYはおすすめできない
防水工事は、一見すると防水材を塗ったりシートを張り付けたりするだけの簡単な作業と考えがちです。
しかし建物を長期にわたって守る重要な工事であり、専門的な知識と技術が必要です。
DIYでの防水工事は以下の理由からおすすめできません。
DIYで失敗した場合、後からプロに依頼しようにも雨漏り箇所の特定が難しくなり、余計な費用がかかる可能性もあります。
安全性の観点からも、専門業者に依頼するのがおすすめです。
防水工事するべき劣化症状
防水工事は決して安価な工事ではないため、本当に必要なタイミングを見極めることが重要です。
ここでは、防水工事を検討すべき代表的な劣化症状を解説します。
以下のような症状が見られた場合は、専門家への早めの相談がおすすめです。
劣化症状 | 内容 |
ひび割れ |
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膨れ |
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浮き |
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これらの症状は、目視で判断できるものもありますが、専門家でないと発見しづらい場合もあります。
症状が軽いうちに対処することで、大規模な工事を避けられます。
定期的な点検を行い、早期発見・早期対処を心がけましょう。
定期的なメンテナンスで防水工事の費用は下げられる
「防水工事は高額だから、できるだけ先延ばしにしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、適切なメンテナンスを実施することで、結果的に長期的な費用を抑えられます。
主な点検ポイントは以下の2つです。
目立った劣化症状が見られなくても、前回の防水工事から10年以上が経過している場合は、防水の点検を検討するタイミングです。
早めの対応で、突然の雨漏りや予想外の大規模工事を防げます。
神奈川の防水工事のプロフェッショナル「大進双建」では、屋上防水の診断から雨漏りの原因究明・防水工事まで、建物の状態に応じた最適な改修プランをご提案しています。
お客様のご要望に合わせて柔軟にプランニングしますので、お気軽にご相談ください。
防水工事のことなら「大進双建」にお任せください!
防水工事は建物の寿命を大きく左右する重要な工事です。
神奈川の防水工事のプロフェッショナル「大進双建」では、熟練の技術者が丁寧に施工し、適切な保証やアフターメンテナンスもご提供します。
屋上防水工事でお困りの方は、ぜひ「大進双建」までお気軽にご相談ください。
監修者情報
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17歳から防水工事・外壁修繕の現場で実務を開始し、大手下請け会社や官公庁工事に携わる。
8年の実務経験を経て独立後、年間30件以上の大規模修繕工事を手掛ける。
住宅、アパート、倉庫などの防水・塗装工事においても豊富な施工実績を持つ。
一級建築施工管理技士
一級ウレタン塗膜防水施工技能士
一級シーリング防水施工技能士
一級塩化ビニルシート防水施工技能士
一級アスファルトトーチ防水施工技能士