広い屋上や工場の改修に最適。プロが教える失敗しない工法選び。
耐久性とメンテナンス性に優れた「貼る」防水
塩ビシート防水の基礎知識
塩ビシート防水とは、塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを屋上に敷き詰める工法です。ウレタン防水が「現場で塗る」工法であるのに対し、塩ビシートは「工場で作られた均一な厚みのシートを貼る」工法です。
厚みは一般的に1.5mm〜2.0mm。たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、非常に丈夫で紫外線や鳥害(鳥によるつつき)にも強いのが特徴です。
ウレタン防水との違い
どちらも優れた工法です。建物の形状や規模で最適な方が変わります。
ウレタン防水
- 現場で塗る
- 複雑な形状に強い
- 5年毎の塗り替え推奨
塩ビシート防水
- 工場製を貼る
- 広い屋上に強い
- メンテナンスが楽
2つの施工方法
1. 接着工法
専用の接着剤を下地とシートに塗り、直接ペタッと貼り付ける工法です。下地の影響を受けやすいため、凹凸の少ない場所に向いています。
2. 機械固定工法
専用の丸い「ディスク金具」をアンカーで等間隔に固定し、その上にシートを敷いて熱で溶着させる工法です。
★最大のメリット:既存の防水層を撤去せずに施工できるため、改修工事に最適です!
メリットとデメリット
メリット
機械固定工法なら既存防水の上から対応可能
どんな既存防水層の上からでも対応可能。広大な屋上になればなるほど、その強みを発揮します。
メンテナンスが楽
ウレタン防水のように5年ごとのトップコート塗り替えが原則不要。トータルコストを抑えられます。
耐久性・耐候性
紫外線に強く、10年〜15年の長寿命。色あせもしにくい素材です。
デメリット
複雑な形状には不向き
シートを広げて貼るため、障害物が多い狭い場所ではジョイント(継ぎ目)が増え、手間がかかります。
施工時の音
機械固定工法ではアンカーを打つためのドリル音が響きます。学校や商業施設など、音に制限がある現場では調整が必要です。
費用目安と耐用年数
施工費用(目安)
6,000円 〜 8,000円/ ㎡
ウレタン防水より初期費用は高いですが、長寿命です。
耐用年数
10 〜 15 年
適切な管理下では15年以上の耐久性も期待できます。
広い屋上や工場の改修では、塩ビシート防水がコストパフォーマンスに優れるケースが多くあります。
塩ビシート防水の3大ポイント
10〜15年以上の高い耐久性
メンテナンスの手間が少ない
広い屋上や工場の改修に最適
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